Tuesday, November 21, 2006

Kicks your freakin' icon

11月19日...紅蜥蜴団のオフ会が終わった。
ものすごく疲労して、でもなんだか心地の良い疲労感だ。

子供の頃、俺はJIM MORRISONが大好きだった。
本物のカリスマ。彼は俺にとっての唯一神だった。
JIMがいたから、歌を、そして音楽を始めた。
そして今も、俺は彼の遺した沢山の歌を、愛している。

俺はJIMが没した年齢をいつしか超えてしまい、今、生きている。
JIMの詩作を見て「今見ると幼稚だな」なんて思う事も多々ある。
当たり前だよね(笑)

彼は今も「永遠のROCK ICON」として生きている。
しかし...レイやロビー、ジョンから見た彼はどうだったのだろう?
リンゼイが見たBOWIEやKATEは?
最近、そんな事を考える。なんとも、うまく言えないけれど。

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紅蜥蜴団のステージで、DOORSの「THE END」を演奏しながら
中間の朗読パートに、理科さんの朗読パフォーマンスをフィーチャーした。

...そこで、文部省に送りつけられた、例の「自殺予告文」を読み上げよう。
これが、我々、紅蜥蜴団の企みだった。

前日のスタジオで、件の自殺予告文のプリントアウトを理科さんに渡し
「こんな事をやろうと思う」と告げると、彼女の顔は曇った。
そして「子供たちの自殺を煽ろう、っていうんですか?」と真顔で聞いてきた。
function code();のリハの後なんかで、俺たちはいつもそんな話をする。
この時も、まさにそんな感じで。

「あなたはプロの役者じゃないですか。
...台本をただ読むだけが役者じゃない。
『殺してやる』という台詞の中にも、至上の愛を
『死にたい』という台詞の中にも、生命の大切さを
『メッセージ』を込め、伝える事...
それが役者の、そして歌い手の仕事であり...
そしてそれこそが『演ずる』という事なのだと、俺は思うよ。」

そんな事を、話した。
「あなたなら、結果を出せると思うよ」と。

彼女は真剣に、すごく悩んで、帰っていった。

帰りの車の中で、俺はボケっと考え事をしていた。
「自殺予告文?すげえ!それは過激だ!やろうやろう♪」
...彼女が、そういうタイプのヴォーカリストでは無かった事が、
なんとなく嬉しかったり(笑)

さて本番。
なんと彼女は、黒髪のカツラにセーラー服といういでたちでステージに登場。
予告文の一枚目を紙ヒコーキに折って飛ばし、
残りの五枚を別々の封筒に入れ、一枚づつ開封しながら朗読。
一枚一枚、読み上げる「相手」によって口調の変わる朗読を、
俺はギターを弾きながらじっくり聴いていた。
胸が締め付けられる様に痛く、そして時には、どうしようも無い怒りも感じ。
「さようなら、クラスのみんな!」
楽曲がクライマックスを迎えた後、彼女は力強くカツラをとり、
客席に向かい、うやうやしく一礼をした。バレエのカーテンコールの様に。
奇しくも、まさに「THE ENDのMORRISONと同じ演出」だ。

「これが答え...あなたなりの結果か」

ぞわぞわと、全身に鳥肌。
俺はこみ上げる笑いをこらえるのに必死だった。
もちろん、嬉しい笑いねwwwwww

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本物のカリスマ。そして本物の才能。
俺たちの周りにも、普通にいる。多分、これを読むだれかの周りにも。
でも、それがあまりにも身近だったりすると、気づいてあげられない事や、
認めてあげる事の出来ない事も、多々あるかも知れない。
偶像を崇拝し、仲間を崇拝できない事は、本当に残念な事だ。

ヲハルのドラミング、超すげかった。
改めて俺は、とんでもない野郎と一緒にバンドやってたんだな、って思った。

そしてMOMOYO師匠。
あなたはやはり素晴らしいwww世代を越えて、同じバンドで音を出せた体験、
俺はとても良い経験になりました。まさしく黄金体験。

光栄にも..
「紅蜥蜴団」の名を冠し、結成されたこのバンド。
次回もきっと、最高のエクスペリエンスが得られる事と、楽しみにしていたり。

おティルさん、俺たちもがんばらねえとな(爆)

「Kicks your freakin' icon」

タイトルだけが決まったまま、なかなか進まない、iNDEEPの最後の一曲の歌詞が
ようやく書けそうな気がしてきたぜ。ケケケのケwwwwwwwww

幻化戦線 "VISIONARY FRONT"
Giga'N'Teches #1 SETLIST

01.白いドライブ
02.L.A.WOMAN
03.ISOBEL
04.王国
05.毛皮のヴィーナス
06.THE END

c/w
佐藤わこ
ROMANES
GOATBED

Thanks so much for Join' us!

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