Curse Me, Don't Bless Me #3
駅やスーパー、ショッピングモール。
そこには傍若無人の限りを尽くす子連れのおばちゃん達がいる。
物凄く図々しく、非道徳的な…愛すべきモンスター達。
彼女達の一見理解不能な行動や言動には実は明確な理由がある…心理的な。
彼女達は自身の子供達に道徳を説く。
人の物に手を出してはいけない。
道ばたにゴミを捨ててはいけない。
食べ物を粗末にしてはいけない。
暴力をふるってはいけない。
部屋はきれいにしなさい。
宿題をやりなさい。
…後はなんだろう?なんでもいい。
これらの言葉は全て彼女達自身の口から発信されている。
…発信した事によって、彼女達は「自らが徳を積んだ」かの様な錯覚を起こす。
その反動が…彼女達の非道徳的行動の根源的なパワーだ。
「従ってわたしは罪をおかしても良い」
…何と恐ろしい理念。正真正銘の「負のパワー」。
彼女達の説く道徳は「呪詞」であり…その子供たちは…呪われている。
極端なまでに「他人に厳しく自分に甘い」者。
学校の教師…僧侶…いわば「他人に説法する」職業にある者。
理想論に満ちあふれたマニフェストを声高に掲げる政治家。
…そういった者が犯罪に手を染めてしまう理由も…おそらく同じ性質のものだろう。
胸に赤い羽根を着けて…白昼堂々と人を殺す。
…お前達が手にしたものは「呪い」に他ならない。
その「呪い」の名は………
思い出せない。…幸運な事かもしれない。
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