Tuesday, April 22, 2008

REAL FEAR!!! ATTACK OF THE "CLOVERFIELD" MONSTER



今さら言うまでもないが…俺は筋金入りの特撮マニアだったりする。

…特撮。
それは、それこそ昭和日本が誇る本物のカウンターカルチャーだった。
ドイツにはノスフェラトゥが
米国にはユニバーサル・ホラーが
英国にハマー・ホラーがあり
そして
日本にはゴジラが、ペギラが、そして大魔神がいた。

説明のつかない巨大な力に徹底的に蹂躙される、絶望的なまでの恐怖。
…そう、かつて特撮は「恐怖」の系譜の完全なる頂点に君臨していたのだ。

断言する。
世界で最も優れた特撮・恐怖作品…それは我々の住む日本に、在った。
俺は、幼少の頃にハマり過ぎた特撮のおかげで「巨像恐怖症」に陥ってしまった。
…完全なトラウマだ。
…自販機の巨大オブジェすら直視出来ない大人になってしまった訳だからして。
かつての日本特撮には、それぐらいの強烈なインパクトがあったのだ。

怒り。恐怖。絶望。不条理。
…社会が抱える数々のマイナスを内包したモンスターの登場に世界は震撼した。
作品は問答無用の大ヒットを記録し、日本に空前の怪獣ブームが訪れた。

…踊る阿呆に見る阿呆。

ブームが訪れるとどうしても調子に乗ってしまうのが我々日本人の悪い所だ。

調子に乗った日本特撮は見るも無惨にその姿を変貌させていった。
…親子で踊り、イヤミのポーズでおどけるゴジラ。
…臼になった怪獣で餅をつくウルトラマンタロウ
…イケメンライダー(笑)

「恐怖」と「怪奇」に彩られた暗黒のヒーローたちは、
調子に乗っておどけた馬鹿面をしたまま(させられたまま)死んだ。
嗚呼!これこそ本物の猟奇。まるで「笑い仮面」ではないか。

・某月某日

映画「CLOVERFIELD」を観る。

「…全米を震撼させた、ワンカメ撮影の怪獣映画/パニックホラー」

言ってしまえばそれだけの、シンプルなテーマの作品だ。

観終わった後、率直に思った。

「…ゴジラが…俺たちのゴジラが…負 け た … 完敗だ…」

我々日本人が調子に乗ってつまらないスポンサー消化作品を作り続けている間に、
海の向こうではフリークスたちが、ただストイックに、ただ、真剣に…
「あの」俺たちが震え上がったゴジラの恐怖の幻影を追い続けていたのだ。
…そして、抜かされた。嗚呼、諸行無常。

未鑑賞の方、騙されたと思って一度観て欲しい。
この作品はいわば「PUNK」だ。
日本特撮がかつて持っていた「初期衝動」が、そこには確実に在る。

ただひとつ…可能な限り、英語原文の台詞を耳で追って欲しい。
…そんなに難しい事は言っていない。割と大丈夫だ。
…それぐらい………酷いのだ、訳が(泣)

"誤訳の女王"なっちゃんなので仕方が無い訳だが;;
場面によっては、シナリオに影響する重大な台詞も平気で誤訳しています。
…要注意。

/////ここから超ネタバレ含む。未鑑賞の方は絶対に読まないでください。/////

どうやらこの作品、早くも続編が決定しているらしい。
…が、本編を観た限り、はじめから決まってたねソレw

てな訳で今のうちから始めよう、続編予想&今作の疑問整理。
…続編で気持ちよく解決される事を祈って。

◎オープニングの検証
・なっちゃんの誤訳はこの際全て無視して考える。
「複数のテープの中のひとつ」
「かつてセントラルパークと呼ばれていた場所」
こう明言した上で、ハッドが遺したテープを検証している「誰か」がいる。
→ニューヨーク・シティ(あるいはその一部)は既に存在していない。
→回収されたテープは他にもある。
→モンスター・アタックは「一応」解決した、と考えて良い。

◎生存者の検証
・リリーは一便ヘリで生存したと考えて良い。
・ロブとベスは死んでいるとは限らない。
・ジェイソンが死ぬ場面は明確には描かれていない。
→ハッド、マレーナ以外のメンバーは実の所「死んだ」とは限らない。

◎モンスターの検証
・そもそも君はどこから来たのか?
・二便ヘリ墜落から数時間(翌日朝6時まで)ずっと戦闘していたのか。
・ハッドを殺した「朝のモンスター」はなぜあんなに小さかったのか。
・(オープニングの検証に基づいて)どうやって解決したのか。
→?????

…このあたりの疑問と、推測が残る。
…従って。

・モンスター襲来の場面を撮影していた「誰か」のテープ検証による
「CLOVERFIELD 0(ゼロ)」

・モンスターの最期を撮影していた「誰か」のテープ検証による
「CLOVERFIELD 2」

・そのいずれかのケースに絡んでくるジェイソンorリリー
・そのいずれかで明かされるロブ&ベスの最期

こんな感じで続編が作られるんじゃなかろうかと考察してみました。

…久々に退屈を吹っ飛ばしてくれた素晴らしい作品に過剰な期待を寄せつつ。

今度こそ我が国のクリエイター(笑)たちが目を覚まし、
日本特撮の真骨頂を俺たちに見せてくれる事も同時に祈ってみたりw


…もう、無理か。





…あ、いけねえ、ライヴ告知(汗)
詳しくはこちらを見てね★


俺も「真剣に」「ストイックに」勝負するぜ。じゃあな、ゴジラ。

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