Wednesday, April 09, 2008

THIS IS REAL GOTHIC ROCK N' ROLL



本日発売!です。


iNDEEP lp "15th Anniversary Edition"
THIS IS REAL GOTHIC ROCK N' ROLL

構想7年…長かった。実に長かったですぜ、主人。
…もっとも録りだしちまえば早いもので。

本当にあっという間のレコーディングセッションだった訳ですが。

マスタリングの帰りの車中では、MARQUEEさんと次回作の構想なんかも話してみたり。
創作の欲求ってやつは止まる事が無いもんなんだなあ。
…なんて、今更ながら感じてみたりして。

てな訳で。

せっかくの発売日という事で、トートツに全曲解説をば。

01.DON'T FEAR YOURSELF
アルバムオープナーですが…テーマは"The Mask of Zorro"
…虚構の王国を討つ、仮面のヒーロー。
…スパニッシュ特有の情熱的でストロングな、匂う様な熱さ。
気分はさながら「バンデラス・イン・ゴス」(笑)
漂うローリング感に、のっけから存分に陶酔してください★

02.ARMY OF THE CHURCH UNDER THE MOON
ミニアルバム盤からリマスタリングです。
月下の教会に立つ聖騎士…彼等の剣が、そして銃が向かうのは一体どこなのでしょう?
薄闇の中、銃を構える神。…卒倒しそうな悪夢の光景。

03.JUSTICE WITHOUT BLOOD-LUST
「RAP FRANCAIS」…2006年のフランス暴動に着想を得た作品です。
…正義という名のダブル・スタンダード。
暴力と闘争のスケープゴートとして擦り減り続けて来た、使い捨てのヒーロー…そして使い捨ての音楽。…ずっと言いたかった事。鬱屈した怒りの感情が、ぎゅうぎゅうに詰め込められています。

04.KICKS YOUR FREAKIN' ICON
自分の思う「GOTHIC」への解答です。
シンプルなリズム。メランコリックなアルペジオ。そしてロマンティックなメロディ…死人が歌う、偏愛の歌。
「the native evil standing by your side」
今作中、最高にお気に入りの一節です。

05.SENSELESS
これまたミニアルバム盤からのリマスタリングです。
……………ラブソングです(笑)
エモーショナルとネガティヴはいつも表裏一体で。ハロー、ハロー。

06.FIRE OF DESIRE BURNS TO DUST
温存していたシューゲ魂とサイケデリック魂が爆発してしまいました。
これまで「炎」をテーマにした作品はだいたいどのアルバムにも入れてきましたが…今回のが一番気に入っています。…が、例によって言いたい事は完結していません(笑)

07.DEPTH
ミニアルバム盤ではオープナーでした。今回は後半戦のゴング的な役割を持たせてみました。イントロのソナー音(?)が実に重要なのです。
「深く」その一点の持つ重さを、ただひたすらに反芻しながら。
iDでの活動を再開しようと思い立った時からずっと発表したかった作品です。

08.EVIL MOON RISING
09.BLACKOUT RIPPER

音源としては実に4回目の収録です。そんなに好きか自分(笑)
8年前のドイツ・ツアーの時から…「GOTHIC」への回帰を考え始めた時からずっと、自分に取ってのテーマ・ソングの様なもので。やっぱり2曲セットなのです。

10.ANGELS IN THE DIRTY SNOW
2000年…活動休止のライヴになってしまったDESEOの2DAYSライヴで一回こっきりプレイした曲です。作者のMARQUEEさんが改めてアレンジを考えてくれました。
…サイレントヒルの様な、ツインピークスの様な静かな郊外の街のモーテル…部屋は二階の角部屋。
…銃創を隠した男は汗だくでベッドの上に座ったまま、追ってくる何者かに脅えている。
…モーテルの入り口でベルが鳴り、正装で花束を抱えた無表情な男が入って来た。
…静かに笑いながら、花束に隠したナイフを手に取って…
………そんな情景を描いています。続きは歌詞の対訳でお楽しみください(笑)

…と。

そんなこんなの全10曲。

既発のミニアルバムを聴いてくれた人にとっては、半数が重複しているというう内容のアルバムですが…合い言葉は「コレクタブル」(笑)

改めて、起承転結の伴った、ようやく完成したストーリーとメッセージを心ゆくまで味わい尽くしてくださいまし★

これにて、長かった15年の活動にひとつの区切りがついたよ。
今はただ、次回作への構想というか妄想が楽しくて仕方がありません。

…まあ、いつもの事さ(笑)

全曲試聴はこちら:SPEED-iD THE OFFICIAL WEBSITE

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