先日、function code();のレコーディングが終了しました。
今までとは制作環境も大きく変わり、
色々な意味でシビアに音楽と向かい合う…
そんな、真剣勝負のレコーディング・セッション。
今回、わたくしは全く楽器らしい楽器をいじっていません。
プロデュースワークに徹して、各楽曲の完成を見守ってきました。
…目の覚める様な、素晴らしいゲストプレイヤーの演奏。
carillonから半年で、ぐっと成長した、理科さまを初めとする
皆の音がひとつにまとまっていく様は、本当に感動的なのでした。
自分の作品を客観的に見れる、という事は、実に素晴らしい。
近日、レコーディングレポートとあわせて(オフィなんかで)
これらの詳細を発表します。楽しみに待っていてくださいね。
…そんなさなか。
fc();のスタジオと自宅スタジオを行ったり来たりしながら、
ようやく、フィニッシュを迎えました「iNDEEP」
ついに…リリースまで一ヶ月を切りまして。
先日、印刷物のデータ納品とマスタリングが終了したのです。
今作「iNDEEP」には、
鬱陶しいほどの自意識がギュウギュウに詰め込まれています。
セルフレコーディング、セルフミックス。
アートワークから、歌詞の対訳まで。
途中途中の過程で、弊社ドラマー兼ローディのwwwヲハルさんや、
理科さま、松岡先生を初めとする仲間達に色々協力してもらいつつ。
97年リリースのソロ作品以来、
こういった長期のレコーディングが終わると、
歌詞カードに「制作終了雑記」的な物を書いてきたりしましたが…
今回は、やめにしました。
まあ、ただ「聴いてくれ」と。
マスタリングは、前々からやりたかったロンドンマスタリングです。
underworldやnitzer ebbといったエレクトロ系から
libertines、white stripesなどのバンドなんかを手がけてきた、
miles showell氏の手によるものなのですが、
想像を大きく超えた、実に太くクールな音像を返してくれました。
thanks so much for great works!
心の奥底で想う事。言いたい事。伝えたい事。
そして、自分自身に言い聞かせたい事や、そんな数々の事。
…それらの事を、言葉に出来る教養は、残念だけれど俺には無い。
音楽が。音楽だけが、俺にとっての「知覚の扉」だった。
だからここに、俺にとっての「全て」が、在る。
音楽に必要なのは、決して技術や知識だけじゃない。
「哲学」と「自浄」そして、「愛」
今作では、それらの想いを、ただ一行の歌詞に託してみました。
"turns into the immaculate darkness"
間違い無く、過去最高の自信作です。
是非手に取って、聴いてくださいまし。…全ての、芸術的行為に、神の加護と、祝福を。
This album is dedicated for the peace and the glory of soul of the beautiful artist who drew "nameless monster"...with love.