Saturday, April 02, 2005

Throw away your television









ウカツなのは何も今に始まった事じゃないんだが。
ウカツな判断で山程の損もしたし、ウカツな行動や言動で沢山人を傷つけてきたよな。(遠い目)

さておき。

先日、ウカツにもテレビなんぞ見てしまった。
できたての海老マヨネーズがあまりにも旨かったからな。全くウカツだぜ。

馬鹿が欠伸をしたまま口を閉じるのを忘れてしまった様な顔をした芸人たちが
いつもの職業ヒステリーに追い立てられながら騒いでいやがった。ちぇっ。
お題は「懐かしの昭和歌謡」だってよ。あーあ。

戦争が終わって 僕等は生れた
戦争を知らずに 僕等は育った
おとなになって 歩き始める
平和の歌を くちずさみながら
僕等の名前を 覚えてほしい
戦争を知らない 子供たちさ

をい。
誰だこんな歌を作った○○○○は?

一体「無知」のどこに美徳があるんだ?「知らなきゃいけないこと」って、あるだろ?
本当に知らなくていいのか?知ろうとする必要は無いのか?
それとも俺のリテラシーが低すぎるのか?

日米安保条約が締結されて、民主主義の名の元に日本と合衆国の「相互協力」は成立した。
俺の産まれた街のそばには米軍基地があって、立入禁止の看板と鉄条網なんかがあちこちにあった。
で、俺には勿論、戦争体験など無い。
でも知りたかった。
放課後の通学路で目にした、だだっぴろい敷地の中でキリキリと動く戦車の存在理由。
お互い何の怨みどころか面識すら無いのに、あれほど憎みあっていた俺達と朝鮮学校の生徒達。
石油の取れる国と、取れない国。豊かな国土を持つ民族と、持たない民族。
戦争は終わった?否、終わっていない。
日米安保条約から約半世紀が経過した日本の自衛隊は「復興支援活動」の名の元に
多国籍軍の一員としてイラクへ派兵させられている、というこの紛れも無い現実。

それでも「知らない」で済ませてしまうお前には「平和の歌」を口づさむ必要なんて全く無い。
「知れ。」 話はまず、そこからだ。

子供の頃、俺はマシンガンや戦車、戦闘機といった「人殺しの機械」が大好きだった。
プラモデルやラジコン、モデルガンなんかを買い漁り、戦争映画のアクションシーンに胸を踊らせた。
でもいつしかそれらの物が「虐殺の為に製産された兵器」である、という現実に直面する訳だ。

あまりの不愉快さに、俺はテレビのチャンネルキーを連打。

頭の弱い女たちの、奔放で無邪気な下半身の自慢話。
ゾンビの様になかなか死なないリストカッターが手首から絵具を垂らす似非ミステリー。
汗だくの太った男が歌う訳の分からないイカサマR&Bライヴショウ!
エトセトラアンドオルソーモア。...ああ、もう、気が狂いそうだ。

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